どうも、カラス君です
あがり症の方で、緊張による手の震えを経験したことがないという人は、ほとんどいないのではないかと思います。そこで、今回は緊張による手の震えをなくす方法を紹介していきたいと思います
~なぜ緊張でこんなにも手が震えるのか?~
さて、まず改善するためにもその原因が何かを特定する事が第一です。という事で、なぜ緊張すると手の震えが起きてしまうのか?
そのメカニズムを簡単に解説していきます
緊張を感じ、ストレスが脳にかかる→交感神経が優位に立ち、体を緊張状態にさせる→痙攣、発汗などの症状となって表れる
これが一連の流れですが、あがり症の人の場合は上記の一連の流れがループします。その結果が手の震えを始めとした各種症状です。ではどうすればよいのか?次に対策を解説していきます。
~副交感神経に働きかける~
一連の流れの中で~交感神経が優位に立ち、体を緊張状態にさせる~という項目があったと思います。そこに着目してみましょう。交感神経というのは人が活動的になる時に優位にたち、副交感神経は人がリラックスしている時に優位に立ちます
手の震えを始めとした緊張での諸々の症状は、交感神経と副交感神経のバランスの乱れとも言えますので、そのバランスを整えてあげればよいのです
では副交感神経へのアプローチ方法としてはどのような方法が適切でしょうか?
私的には5体弛緩法といったトレーニングを重ねて実用レベルにする事をおすすめしたいのですが、今回はもっと簡単にできる方法を紹介していきたいと思います
1.手のストレッチ

緊張状態の時は体がガチガチに固まっているので、それをほぐしてあげましょう
今回は手の震えなので手をぶらぶら~と脱力して振ってみてください。血の巡りも良くなり、明らかにやる前とやった後では手の緊張具合が違うはずです
2.背筋を伸ばす、首筋をほぐす

これに関しては普段気付いていない方が非常に多いです。緊張しているなと思ったら「今自分はどんな姿勢なのか?」という点を注視してみてください
猫背になって首が前に傾いていませんか?人は緊張すると無意識的にそういった萎縮した姿勢になってしまい、実はそれが症状悪化の原因の一つにもなっています
まず背筋を伸ばしましょう。自分が気持ちよいと感じる範囲でぐーっと伸ばしてください。その時に方も気持ち後ろに広げるように意識しましょう
次に首です。首というのはたくさんの神経や血管が通っており、緊張で萎縮した体制になると首の神経や血管も影響を受けます。なので首を右に、左に数回回してほぐしてあげましょう
3.深呼吸(腹式呼吸)

これは定番ですね。ただ深呼吸に関しては非常に勘違いをされている方が多いので説明させていただきます
緊張状態にあると人は過呼吸状態になります。するとどうなるでしょうか?
酸素を吸いすぎて体内の二酸化炭素が減り、逆に息苦しくなるんです
実は人というのは体内の二酸化炭素が減っても苦しくなるんです。これを知らないで酸素をたくさん取り込もうと深呼吸ばかりしても、逆に苦しくなってしまいます。正しい深呼吸が大事なんですね
では正しい深呼吸とはどういったものでしょうか?まず最初に息を吐きましょう
深呼吸の基本はまず息を吐くところからです。息を吸う2倍の時間ゆっくり吐く事を意識してください。深呼吸で大事なのは息の吸い方よりも、むしろ息の吐き方です
~まとめ~
まず原因を知り、その原因に適切に働きかけることによって症状は確実に改善していきます
この記事を読んでくれた皆さん、手の震えに限らず、あがり症は必ず改善できる症状ですので諦めず、自分に自信を持って日々の生活を送ってください