【2022年更新】スペクトルでのカットのコツ【カットマン】

どうも、カラスのカットマンです。

今回は表ラバーの代表格ともいえる超名作ラバー、旧スペクトル(現在はスペクトルS1)でのカットのコツを書いていこうかなと思います。

 

カットマン、ホウエイチョウ選手、ハンイン選手も採用のスペクトル

スペクトルといえば縦目、テンション、高弾性の表ソフトなのでいかにも「攻撃向き」に見える。実際その通りではあるのだが、実はカットマンでの採用も大いに有り得る一品。変化にすぐれ、弾きもほどよく、そういった側面が評価されてか、中国においてカットマンでの使用者が目立つ

 

スペクトルを採用したカットマンで有名なのはホウエイチョウ選手やハンイン選手。ホウエイチョウ選手はスペクトル(今のスペクトルS1)「中」をバック面に貼り、横回転カット、ぶち切り下回転カット、ナックルカット、表での反撃、カーブドライブなどで相手を翻弄するカットマンだ

ホウエイチョウ選手の参考動画


【卓球】「変幻自在」の表カットマン:侯英超(Hou Yingchao)【卓球界随一のカーブボールの使い手】

 

スペクトル「中」だとそれなりに飛ぶのでカット時の制御が難しいように思えるが、そこはプロ選手のフィーリングとボディワーク、そしてホウエイチョウ選手の使用ラケットであるPF4(剛力の前身にあたるラケット)との組み合わせで見事に抑えている。スペクトルは用具との相性も大事だ

 

ハン・イン選手はフォア面にヒョウヒョウNeo3、バックにはスペクトル(厚さ不明)を採用している。ハン・イン選手の特徴はその粘り強さ、これでもかというくらい粘る。スペクトルでここまで粘れるのかと非常に驚かされる選手だ

ハン・イン選手の使用ラケットはデフプレイセンゾー。持ち手部分の中身が空洞になっている不思議なラケットで、「飛ばない、軽い」を両立させている。初心者から上級者まで扱える、値段もリーズナブルでカットマン王道ラケットの一つだ

ハンイン選手の参考動画

【卓球】鋭く切れたカットやツッツキ!世界屈指の実力を持つカットマン、ハン・イン選手【女子】 Han Ying【Table tennis】

カットマン推奨のスペクトルの厚さ

確認

まず前提として、スポンジの厚さによってどういう変化がでるのかを知る必要がある。なのでスポンジ厚による違いを確認してみたい

 

スポンジが薄い場合

スポンジが薄ければ薄いほど、板に素早くボールの衝撃が加わり、板の弾く力が働く。つまりはボールを持たないで一瞬で弾いてしまうのだ。ラケット、個人のカットスイングや技術にもよるが、意外にも結構飛ぶのだ

 

スポンジが厚い場合

では厚い場合はどうなるだろうか。この場合はスポンジがある分ボールを持つ感覚があるため、弾きはマイルドになる。その後の飛び具合については、スポンジの性能によるところがある

例えばだが、スピンピップスD3などのカットマン用の非常に柔らかいスポンジでは、厚ければ厚いほど強打が抑えやすくなる。飛ぶスポンジの場合は当然その逆だ(硬くても低弾性のスポンジもあるので、硬い=飛ぶとは限らない)

スペクトルの場合は、飛びすぎず、飛ばなさすぎずといった絶妙な塩梅のスポンジで、このあたりがカットマンにも使いやすいのだろうと感じる。しかし、厚さが厚だと流石にやりすぎだ。まずカットマン用としては弾みすぎな上に、重量的にも重くなってしまうということで、スペクトルのスポンジの厚さは中までが私がオススメできる許容範囲だ

 

あとは個人の感覚によるところが大きい。台上の感覚重視かつ、強打を抑えやすくしたいなら”薄”。ある程度強打を抑える技術があり、バックハンドでも積極的にミートやスマッシュを使っていきたいなら“中”をおすすめしたい

 

スペクトルでのカットは難しい?

結論から言えば、「簡単な部分もあり、難しい部分もある」というのが正直なところ。というのも、スペクトルでのカットは素直で感覚通りに飛ぶので、「これくらいかな?」と自身で面の角度を調整してもその通りに飛んでいく。その点は非常にやり易い

 

が、やはりスピード系ゆえ強打に関しては抑える技術がないと難しい。その感覚については後述していきたい

また、非常に回転のかかっとループドライブもまともに当てるとラバー表面でスリップしてコントロール不能に陥るので、これも後述するが回転に逆らわないような技術も必要になってくる

スペクトルカットのコツ

イメージトレーニングが鍵!

次にお伝えしたいのは、通常のカット、強打へのカット、回転量の多いボールへのカット、のコツ三種類だ。では順にお伝えしていきたい今回はバック表(スペクトルS1)でカットをすることを前提としています) 

通常のカット

ボールに対して斜め45度で切り込んでいく。カットの軌道が放物線状になるイメージでカットしてあげると程よく収まる

 

打点としては、相手のボールが頂点を過ぎて下降してくるタイミング、そこへ斜め45度で切り込んであげると安定しやすい。ドライブで想像してもらえるとわかりやすいが、ドライブというのは放物線を描くからこそ安定する

カットもそれと同じで、上から下へ叩き切るように流し込むようなカットより、水平に突き刺さるカットよりも、ある程度弧線を描くカットの方が安定するのだ

強打へのカット

強打をカットする際、オーバーを恐れてスイングをピタっと途中で止めてしまうようにするとオーバーする事が多い

なぜオーバーするのかというと、ボールのエネルギーをそのまま反発させているからだ。スイングを止めてしまうと、静止した状態のラケットに強打のエネルギーを持ったボールがそのままぶつかる。高弾性で球離れが早いスペクトルは、鏡のようにそれを弾き返してしまう

 

よって、強打の威力を逸らす、吸収する必要がある

 

素早くフォロースルーも含めて、コンパクトにカットのスイングをする事。面の角度は大体80度くらい。垂直より少し面の角度を開いた感じだ。またこの時意識する事は「上からカットスイングで切り込む」という事、この上から切り込むという意識が大事だ

表カットマンをしてみた人ならわかると思うのだが、強打された際にコンパクトなカットスイングにしても吹っ飛んでしまったりした事がないだろうか?それはボールにカットスイングを当てる事に集中しすぎて、威力のある早いボールに対してこちらも早いスイングでぶつかりにいっている状態

上から切り込むイメージさえもっておけば、必ず擦りながらボールに接触する。これが本当に大事でオーバーしていたカットボールが不思議なほど台に収まる

 

また、それでも収まらない場合は以下の対処法をとる

強打への対処法2

これはプロでもよく見る対処法だが、ボールの外側から切り込むカットだ

ただその性質上ミドルのボールへは対処ができないので予め注意しておく

 

ポイントはボールの左斜め下を、外側から切り込むスイングで入り、最後に掬うようなフォロースルーを入れるのがコツ。このカットを習得できれば強打への対策ができるだけでなく、表ソフトでのブチ切れカットもできるようになるのでおすすめしたい

 

が、いかんせん感覚が中々に難しいところがある。最初はボールの左斜め下をバックカットで掬う感覚というものがわからず戸惑うと思うが、練習を重ねると徐々に形になってくる

また、左下を切るという性質上、体から近い位置ではカットしにくい。よって体から離れたボールに対してカットする事になる

 

またこのスイングのもう一つのコツは「スイングスピードを早くすること」だ。ゆっくりしたスイングではボールの回転や威力に負けて弾かれてしまい、中途半端になってしまう。かといって早く振ることを意識しすぎると、スイングが固くなってしまいボールの威力を吸収する事が難しくなってしまう

 

この時のヒントは「振り子」。腕を脱力しておき振り子のイメージで自然な軌道のカットスイングができるように練習してみよう。そうすると、最初は上手く行かないかもしれないが、徐々に「それっぽいボール」が飛ぶようになる

 

そしてふわ~っとしたカットになってくればOK。このカットも大きな武器になるので練習してみよう

回転のかかったボールへのカット

実はこれが結構厄介。スイングスピードが遅いと、スペクトルのラバー表面でボールがスリップor吹っ飛んでしまう。なので回転に負けないようにスイングスピードをとにかく早くする事。この際も意識するのは「振り子」だ

 

また、相手の回転を利用する打ち方、回転軸をずらした横回転でのカットなどもこういったボールの対策へは有効。相手の回転を利用するならボールの真下をカットして、「相手の回転に自分のカットスイングを足す」感覚で打つ

回転軸をずらした横回転カットであれば狙う場所はボールの斜め左下、斜め右下。そこを素早くカットスイングして返す

 

中国ラバーを代表とした、粘着系ラバーの回転を通常のカットスイングで受けると、表面上でスリップしてカットしたボールがネットを超えない事態が多く発生する。なのでこういった通常とは違ったカットスイングも必要となってくる

まとめ

以上、各ボールへのカットのコツを書いてきた。ただスペクトルの場合カット以外にも選択肢が多く(ドライブやロビングなど)、粒高にはない試合の組み方ができるのが強みだ

 

私は粒高を2年以上使い続けて「自身のフィーリングと合わない」と感じてスペクトルに変えたら本当に世界が変わった。今までなんて使いにくいラバーを使ってたんだと感じるレベルで感覚がフィットしたのだ

 

粒高に限界を感じてるカットマン、変化表にしたけどあまり粒高と変わらないと思ったカットマン、そもそも粒高があまり合わなくて使いこなせないカットマンの方々、一回スペクトル使ってみませんか?

 

では、今回はこのあたりで失礼いたします

卓球 ラバー 初心者 中級者 上級者 卓球ラバー aoa0057 ヴィクタス VICTAS スペクトル S1

価格:2,926円
(2021/4/19 10:55時点)
感想(0件)

表カットマン、および表ソフトの仕組みも詳しく解説

【2022更新】カットマンへ送る”表ソフト”のすゝめ

【2022年更新】AXF(アクセフ)の効果徹底レビュー

スポンサーリンク