どうも、カラスのカットマンです
カットマンの方は攻撃型の人よりも用具のこだわりが強い人が多い気がします。なぜなら、考えるべきことも多く、技術や課題も多く、それらと自身の技術や個性なども考慮した用具選びとなると個々での拘りや個性がでるのも頷けます
かくいう私もカットマン、用具選びには並々ならぬ拘りがあります。色んなラケットやラバーを試してきたのですが、「これは私には使いこなせないけど、こういうタイプの人には使えるんだろうな」みたいな事は常々思っていたんですね
今回はそんな今まで使ってきたラバーを含め、カットマンを3パターンに分けそれぞれに応じた用具紹介をしたいなと思います
目次
とにかく防御が全て、攻撃なんか後回しだタイプ
このタイプはひたすらカットやツッツキ、ロビングなどの技術で粘り抜くオールドスタイルなカットマンです。ただカットマンとしては王道な戦い方でもありますね
こういったタイプの人にはとにかく「跳ねない」ラバー、ラケットが必要です。相手の強打に対してもとにかく当てれば入るというような抜群のコントロール性能、また抑える能力が用具に求められます
フォア面
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バック面
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上記がおすすめの組み合わせです。フォア面のタキネスはとにかく飛びません
飛ばないので一撃で仕留めるようなスマッシュや、パワードライブなどの球は打てません。しかし、その飛ばなさは相手の強打やドライブに対する圧倒的な抑え性能となり、「しっかりとスイングしてもオーバーしない」という安心感が出ます
フェイントロングⅡはプロでもよく使われる鉄板ラバーです。そのコントロール性能はピカイチで、とりあえずカットのスイングしとけば入るといった感じです
まず粒高を練習するならこのラバーからといってもいいほど王道の使いやすさ、圧倒的な安定感を誇ります。あんまり特殊なラバーを使って感覚を掴むのは、最初はおすすめしません。基本が王道、フェイントロングⅡはまさに「身につけるべき基礎の感覚」を養うのにもいいラバーです
カットはあくまでチャンスメイク、チャンスが来たらぶち抜いてやるぜタイプ
攻撃も防御もできるオールラウンドタイプのカットマンです。その性質上ある程度使う用具にはボールを飛ばす能力が求められつつも、カットの際には抑えが効くような性能のあるラケット、ラバーを使いたいところです
フォア面
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バック面
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フォア面のQ4は以前からカットマンに相性が良いと噂されていたラバーです。実際は攻撃用ラバーなのに、カットをすると不思議と収まる不思議な感じのラバーだとか
という事で私も使ったのですが、言っていることが非常によくわかりました。めっちゃカットが切れるし、相手の強打に対しても不思議と抑えが効くし、攻撃はぶっ飛ぶしで攻撃と防御をまさに両立した理想的なラバーでした
ただ、私の技量的に厚は使いこなせませんでした。カットはとてもいい感じなのですが、ドライブが台に収まってくれない;
テンションラバーに慣れている方なら厚でいいと思うのですが、そうでないなら中が1番よいと思います
ドナックルは変化型表ソフトという分類で、表ソフトと粒高の中間的な存在になります。特筆すべきはその安定感でしょうか、フェイントロングⅡよりも使いやすい衝撃の使いやすさです
あとは変化「表」なので、ドライブも普通に打てます。粒を倒しながら時計の9時→12時のような扇形のスイングが安定するのでおすすめですね。カットも安定し、バックドライブもできるという贅沢な性能のラバーです。しかし、素直すぎる分変化で得点はしにくいので、自身の技量が響いてくる組み合わせでもあります
とにかく変化だ、変化で勝負するぞタイプ
とにかく大きな変化量で相手を惑わしたいタイプの人がいます。横に大きく曲がったり、イレギュラーバウンドしたり、凄い揺れ方をするボールで揺さぶりをかけ、相手を変化で崩して点を取るタイプです
こういったタイプには、安定感を欠いてしまうがスピン性能が高いラバー、もしくは反転性能が高いラバーがおすすめです
フォア面
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バック面
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キョウヒョウは多くのプロ選手、特に中国選手が利用している粘着ラバーでその回転量は凄まじいものがあります
私の練習相手もキョウヒョウを使っているのですが、日本性のテンションラバーやテンション表ソフトだと、回転が凄くて表面でスリップしてしまうんです
あとはキョウヒョウ独特の軌道でしょうか、山なりに飛んで行くあの軌道は目が慣れてないと打つのも一苦労です、よくスカります

スマッシュなどはスピードは出ません。その代わりに凄まじい回転性能を誇ります。ですが中国ラバーの性質上、しっかりとラケットを振れるフィジカルがないとただの棒球になってしまうので、そこは気をつける必要があります
一方グラスディーテクスはとんでもない暴れん坊です。慣れるまで何ヶ月もかかります、かかりますが、その代わりに慣れたら大きな武器になるといったラバーです
カットは相手のコートに突き刺すように低く素早く飛んでいくので、相手は次のドライブの準備が間に合わないような場面もでてきます
あとはその反転性能も大きな武器です。相手がドライブ回転をかければかけるほど、当てるだけで勝手に切れるカウンターボールを返す事ができます。慣れれば強いが、一癖も二癖もあり、使い手を選ぶラバーといった印象ですね
まとめ
カットマンの用具選びは非常に頭を悩ませますが、それでも選ぶ時ってとても楽しいんですよね
「自分の理想とする展開はどんな感じか」「自分の打ち方にあったラバーはどんな感じか」「回転を重視するのか、防御を重視するのか」などなど、人によって無限の組み合わせです
そして試行錯誤した結果自分にあった用具に巡り会えると、「これだっ!」と自分が何倍にも強くなったように思え、モチベーションも上がりますし、なにより練習がしたくてしたくてたまらなくなり、楽しくなります
カットマンの皆さん、是非自分自身にどんな用具があっているのかをじっくりと考え、試行錯誤してみてください。卓球がもっと楽しくなること間違い無しです
では、今回はこのあたりで失礼いたします